GO DOWN GAMBLIN' ver.3 のシステム関連記事(2018-2019)

忍者ブログ移転始末

ホームページのバックナンバーを見ると、ブログをniftyから忍者に移したのは2014年春のことだったようだ。以来4年半、不都合がなければ代えるつもりは全くなかったにもかかわらず、度重なる障害と加えて対応の悪さに嫌気が差して、ブログを忍者からFC2に移転することにした。後日のため、例によって経緯を書き残しておきたい。

以前から忍者のサーバーは反応が悪く、編集中に通信が切れたり更新しても反映されなかったりするケースが多かった。とはいえ、もしかすると途中の通信が悪いのかもしれないし、当方のハードだって決して最新式ではない。なるべくこまめにバックアップをとることにして、だましだまし運用してきたのであった。

昨年春にWordpressを導入し、遅ればせながら私もレンタルサーバーでホームページを運用するようになった。ここで改めて思ったのは、レンタルサーバーでは全くそのようなことが起こらないということである。当方のハードや通信が原因なら同じように切れたり更新されなかったりするはずであり、忍者では起こるがレンタルサーバーで起こらないというのは不審である。

ご存じのように、忍者ではWordpress対応はしていない(少なくとも2018年8月現在)。ということは、Wordpressが普及する以前の古いハードやソフトを使っているのではないかという疑念が生じるのはやむを得ないところである。とはいえ、それ以外に具体的な不具合がないものだから、そのまま忍者を使っていた。

状況が変化したのは2018年6月である。突然、管理ページに入れなくなった。ブログ自体は表示されるのだけれど、文章を直そうと思っても管理ページに入れないものだから修正できない。この状況は、土曜日から始まって月曜日まで直らなかった。このプロバイダは、休日出勤していないのだろうかと疑問に思った。とにかく、障害が起こっていることさえ告知しないのである。

翌週になってようやく障害報告が上がった。原因は「DBの過負荷」だという。ニコ生やアベマTVならともかく、ろくに動画も提供していない忍者が過負荷とは片腹痛い。この時点で、必要なハードの更新を行っていないのではないかという疑念はさらに強まることとなった。

7月になって、また同様に管理ページに入れない事態となった。今回は早々にヘルプデスクに連絡したところ「こちらに障害はなく、ブラウザが原因と思われるので、IE以外のブラウザでお試しください」と回答が来た。chromeでやってみたところ正常に動作したので、まあ仕方がないかとあきらめた。

でも、よく考えるとおかしい。IEでは管理ページに入れずchromeだと入れるというのはサーバーのアクセス状況を見ればすぐ分かることであり、そもそもシェア最大のIEで動かないシステムって何ですかという世界である。そして、何日かして何気なくIEでアクセスしたところ、問題なく入れた。ということは、あれは実は障害であって、それをごまかしていた可能性が大である。

この時点で忍者への信頼感は閾値を下回った。いろいろ探した結果FC2ブログがそれほどコストもかからず使っている人も多いので、試験的にFC2にブログの一部を移すことにした(ボクシングとNFLである)。リスク分散を図りつつ、FC2の使い勝手を確かめるためである。字が小さいのが難点であるが、他に特に気になる点はなかった。

そして、8月21日から22日にかけての忍者サーバーの大規模障害である。今回は、管理ページのみならずブログ自体が見られず、「404 not found」が返ってきてしまった。作っている本人であればサーバーの障害と分かるが、たまたま見た人は閉鎖したと思ってしまうかもしれない。

仏の顔も3度(仏ではないが)。ここまで障害が続けざまに起こっては一刻の猶予もできない。保存してあるデータが消えたりアクセス不能となる前に、早々に対応しなければならない。という訳で、これまでとは逆に、メイン記事をFC2に、ボクシングとNFLを忍者にupすることにしたのである。

これまで忍者にお願いしてきたカウンタも、これを機会にやめることにした。ブログのアクセスカウンタは10年以上やっているものだから、いまでは100万近いアクセス数になっている。だからここでなくすのは抵抗がないではないが、自分以外に見えないだけで自分では分かる訳だし、そのためにコストをかけるのもちょっとムダである。

本来であれば、障害続きのプロバイダ(サーバー)にいつまでも置いておくことはないのだけれど、検索で入ってくる人に「404 not found」をお見せするのも体裁が悪いし、ホームページに保存していないブログだけの記事も多い。niftyでもそういう記事を捨ててきてしまいちょっと後悔したので、今回はサービス自体は残すことにしたのである。

ただ、切りのいいところで有料サービスは止めるつもりだし、定期的に更新しないと広告の嵐となってこれも見苦しいので、当面、ボクシングとNFLの記事は続けることになる。ということで、作成済みの記事を移動させたりリンクを貼り直したり大変である。願わくは、こういう騒ぎは今回限りにしたいものである。

[Aug 24, 2018]

追記(Mar 7, 2020)  
あれから1年半、忍者ブログは2020年1月にとうとう大規模な障害を引き起こし、サービスのほぼすべてがダウンしたとのことです。基本的な機能については1ヵ月かかって復旧したものの、周辺機能についてはとうとう復旧せず、3月になってアクセス解析、カウンタ等機能の提供終了の一斉メールが届きました。私のような旧利用者にもメールがあったので判明した訳です。

WordPress障害顛末

2017年7月からカウントしているこのHPのアクセス数が、5万の大台に乗ろうとするまさにその時であった。「ありがとうございます。祝!!5万件達成」の原稿を用意していたら、予想もしなかったことが起こった。2018年11月25日、ソフトウェア障害により閲覧できなくなってしまったのである。

閲覧だけでなく、管理画面に入ることさえできない。折りしも、泊りがけで丹沢に行こうというまさにその朝のことで、3日間なすすべもなく、その間アクセスは当然のごとく「0」。5万件達成を目前にして足踏みを余儀なくされたのでありました。

山行前に「お名前.com」に問い合わせメールを入れていたのだが、その返事をホテルで見ることができた。返事は「Wordpressは当社サポート内ではございません」。これは半ば予想していた。システム障害は切り分けが大事で、自分達が原因でなければはっきり言っておかなければならない。システムの仕事をしていた時に思い知らされたことである。

もともとこの障害が起こったのは、WordpressのブラグインBackWPupの更新作業中である。普段だとさくさく終わるはずなのに、いつまで経ってもぐるぐる回るのが止まらない。やがて「ただいまメンテナンス中です」の画面になったかと思うと、しまいには英語の文字列がずらずら並んだ画面になったきり動かなくなった。

バックアップ・プラグインが原因で障害が起こるなんて、警備保障会社に泥棒されたようなもんだ、と思ったのであるが、Wordpressは基本的にボランティアであり、リスクは利用者が負わなければならない。幸い、Wordpressを使っている人が多いので、検索するとほぼ同様の事象に遭ってしまった人の記事を見つけることができた。

どうやら、管理画面に入ることができないのは、wordpressフォルダの直下にある「maintainace.php」というファイルが原因らしい。そして、親切なことにお名前.comのヘルプデスクが「当該プラグインの削除をご検討ください」と教えてくれた。お名前サーバーの中に入るのは、ftpを使えばいいらしい。

ここまで遠征中のホテルで確認して、帰ってからさっそくパソコンで復旧作業を行った。ftpからアクセスして、「maintainace.php」と「backWPup」のフォルダを削除する。作業時間10分ほどで、管理画面に入ることができた。管理画面には「更新中にbackWPupでエラーが発生しました。該当ファイルがありません」と出ていたが、遷移しているうちに消えた。

次に、閲覧画面を確認すると、おお、復旧している。11月25日からの障害は11月27日14時15分に復旧し、さっそくブログに復旧記事をupしたのでした。

これまで何の危機感もなくプラグインを入れたり更新したりしてきたが、プラグイン側で確認しているのはWordpress本体との親和性だけであって、他のプラグインと齟齬を来たさないかどうかまで見ていないし、ましてヴァージョンアップして日に日に更新されていく他のソフトウェアすべてを確認することなど不可能である。

そうなるとユーザー側の危機管理として、余計なプラグインは入れない、更新しないという選択が必要となる。Wordpressを導入して1年半、今回はじめてこういう事態に陥り、今後の運用をどうしていくか改めて検討しなければならないと強く感じたのでありました。

おかげさまで、見込みより数日間遅れたものの、11月29日にアクセス数5万件を達成することができました。引き続きご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

[Nov 29, 2018]

WordPress障害の善後策

11月末に発生した私のホームページ”Go Down Gamblin' ver.3”の障害については、幸いなことに3日間で復旧することができ、後遺症も特になかった。とはいえ、プラグインの更新がもとでホームページが閲覧できなくなってしまうというような事態はもちろん初めてだし、想定もしていなかったのでいろいろ考えさせられた。

改めて原因について説明すると、そもそもWordpressのプラグインであるBackWPupの更新手続き中に発生した障害であった。管理画面に入ることができず、閲覧することもできない。出てくるのは、更新手続きのエラーを説明する英文の文字列だけである。

現象をみる限り、何らかの理由により更新ができなくなり、メンテナンスモードのまま止まってしまったと考えられた。そこで、そのような場合の対処をWEBで探したところ、BackWPup直下のmaintainance.phpのファイルを削除すること、あるいはBackWPupのプラグインそのものを削除することが有効と出てきたので、そうしたところすぐに復旧した。ひとまず安心した。

障害対処はこれでいいとして、あとは善後策である。システムの仕事をしていた時に、メーカにさんざん「原因究明と再発防止策をすぐに出せ」とうるさく言っていたことを思い出した。自分のホームページだって同じことである。

Wordpressはボランティアのアプリケーションなので、基本的にリスクは利用者が負わなければならない。一方で、ソフトウェア自体はHTMLをタグ打ちしていた昔のアプリケーションと違って、DBソフトの運用が分からないと対処することは不可能である。古い頭にとっては、ブラックボックスと言ってもいい。

まずやらなければならないのはバックアップである。プラグインに頼らないとなると、手作業である。txtファイルでの単純なバックアップであるが、結構時間がかかる。何しろ、Wordpressに上げた記事は1000件以上ある。1日100件片付けたとしても10日必要である。これはちょっと大変だ。

よく考えると、Wordpressに移行する前の記事はHTMLでバックアップをとってあるので、万一のことがあっても何とかなる。Wordpressに移行後の記事についてバックアップをとらなければならないが、忍者が初出のもの、FC2が初出のもの、Wordpressオリジナル記事の3種類がある。

FC2は当分このままなので、特にさわる必要はない。お名前サーバーとFC2サーバーに記事があれば、両方飛ぶというのは非常事態なので心配しても仕方がない。忍者は投稿記事をテキストデータでインポートできるので、さっそく自分のパソコンに落としてバックアップをとった。

残るはWordpressオリジナルの記事であるが、それほどの本数はない。ここに絞って作業すれば、1000件超の記事は数十件まで絞り込むことができる。

システムが飛んで何が困るかといって、過去に自分の書いた文章がどうやっても出てこないというのが一番困る。Niftyの時これをやらないで解約してしまい、後からさんざん後悔した。これさえやっておけば、形式はどうあれどこかのサーバと手元のパソコンにデータは残っているから、どうにかなる。

写真は何重かバックアップしてあるし、記事とのリンクが張れないくらい後から何とでもなる。困るのは、テキスト自体が何かの具合で失われてしまうことで、10年前に書いた記事を、いまから復元しようもないのである。

日本列島に隕石でもぶつかれば何重にバックアップをとっていてもダメだが、そこまで心配しても仕方がない。とりあえずできることをやって、できないことはトラブらないよう祈るだけである。

あと何年かしたら簡単にデータベースの復元ができるようになるかもしれないので、BackWPupの設定は戻しておいた。いったんフォルダごと削除しておいたのに、なぜか過去のバックアップ記録が残っているのが妙だが、気休めにはなる。そして、よく分からないプラグインはこれを機会に削除した。今度トラブルが起こったら、簡単に復旧できるかどうか分からないからである。

[Dec 28, 2018]

ポップアップ広告がうるさくて対処した

3月が来ると同時に、ずいぶん暖かくなった。あるいはもう一度「寒の戻り」があるかもしれないが、今年の冬もようやく終息に向かっているようである。

今回はWEB上の広告について書いてみたい。このHPもブログも広告を入れていない。広告を入れればブログは無料になるし、HPだって多少の収入にはなるかもしれないが、たかが知れている。それよりも私自身が広告にはストレスを感じるので、自分自身が嫌なものをひとに見ていただくのはかなり気が引けるのだ。

愛読している内田樹先生がよくおっしゃるのだが、「自分にはどうしても言いたいことがあり、それを聞いてもらいたいから発言している。それで儲けようとは思っていない」ということである。広告を入れることにより一人でも見ていただけないとすれば、たいへん心苦しいことである。

そもそも、こうやってインターネットが普及するまで、自分の意見をひろく世間に公表する手段は限られていた。自費出版をするか、新聞・雑誌・TV・ラジオに投書して取り上げられるか、街頭で演説するくらいしか思い浮かばない。

ところがインターネットが普及してHPやブログが登場すると、規模こそ違え自分で雑誌やTVを作っているのと同じことであるから、誰もが自分の言いたいことを世間に問うことができるようになった。相対的に、新聞・雑誌・TVの地位は後退せざるを得ず、この傾向は今後も変わらないだろう。

そこに目を付けたのが広告業界で、さすがに目端が利く。とはいえ、ちょっと気になるサイトを覗くと大抵はポップアップ広告の嵐である。参考にしていたお遍路のサイトも、長期間更新がないので広告だらけで本文が読めなくなってしまった。

私はそういうのがたまらなくストレスになるので、HPもレンタルサーバだし、ブログも有料にして広告を入れないようにしている。それでも最近は、プロバイダ自身が広告だらけで、サーバーに入るのもブログ村に入るのも気が重い。

調べてみると、インターネットオプションでセキュリティを「高」にしたり、ポップアップブロックのソフトを入れると防げるというので早速やってみた。

確かにポップアップはなくなったし広告も少なくなったが、その都度「xxxのポップアップがブロックされました (今回だけ認める) (このサイトは認める)」などと出て来るのでいちいち余計なクリックが必要だし、応答時間も長くなっているようである。

考えてみれば、「隠された明治維新の暗部」だの「過激すぎて書ききれません。あとはゲームで」なんて広告を載せる収入でGoogleやYahoo!が成り立っている訳だし、それによって私のサイトが検索されてアクセスが増える訳だから、インターネットの必要経費と割り切るべきかもしれない。

とはいえ、TVやラジオならCMの間だけなのに、インターネットでは四六時中広告が流れっぱなしというのも釈然としない。少なくとも自分のサイトだけは、広告フリーにして少しでもストレスを少なくしたいと思っている。

[Mar 3, 2019]

ついにGoogleに屈服、SSL化

1年ほど前に「Google様のおっしゃることではあるが」と、SSLには当面対応しないことにしたのだが、とうとうGoogle様のお怒りにふれ、Chromeでアクセスするたびに「このサイトは安全ではありません」と表示されるようになってしまった。

その時も書いたように、私のサイトは基本的に一方通行であり個人情報をやりとりする訳ではないので、暗号化の必要はあまりないと考えている。とはいえ、そんな風に表示されたのでは安心して閲覧できないことは間違いない。私だって、そんなことが書いてあるサイトにあまり長居したいとは思わない。

とはいえ、行政関係のサイトなどいまだにSSL未対応のところがみられる。毎日アクセスする気象庁のWEBもいまだにhttpで、「安全ではありません」表示が出てくる。誰も気象庁のサイトが危険とは思わないけれども、やっぱり気分がいいものではない。

ということで、遅ればせながら私のサイトもSSL化を図ることにした。SSLの手順としては以下のとおりである。

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1.ドメインごとに、SSLのオプションを付ける。
2.URLを"http:"から"https:"に変更する。
3."http:"で入ってきたアクセスを"https:"にリダイレクトする。
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まずBlogだが、FC2で追加費用なしにSSL化できるサービスがあって、「SSL有効化」を指示すると1~3を自動的にFC2側で操作してくれる。だからワンクリックした後は特に何もすることはない。(と思ったら、個々のページはやっぱり手修正が必要→9つ下のパラグラフ)

問題はホームページである。まず試しに、"godowngamblin.net"で提供している「常識で考える日本古代史」のサイトで試してみる。こちらのサイトはすでに1~2は済んでいて、3だけやっていなかった。

いろいろ調べると、ffftpでサーバに入って、".htaccess"を操作すればいいらしい。おっかなびっくりやってみると、あっさりできた。アクセス解析を調べると"http:"のアクセスは0になり、"https:"のアクセスがその分増えている。なんだ、簡単じゃないか。

という訳で、いよいよ本家本元の"godowngamblin.com"に挑戦する。

まず1.のSSLだが、お名前.comで標準装備の"Let's Encrypt"を設定しようとクリックするけれども、エラーメッセージが出てうまくいかない。「独自SSLオプションをご利用中のため、Let's Encryptは設定できません」というのである。

独自SSLなんてやった覚えがないのになあ、といろいろ調べてみると、レンタルサーバ契約時に、迷惑メールフィルターと一緒に独自SSLというオプションを確かに設定して確認メールが来ていた。なんだ、もともとSSL化していたんだ。

次は2.の"https:"への設定変更である。これは、Wordpressの設定を変更する。いろいろやらなければならないと思っていたら、1ヵ所だけ変更したらいろいろな場所が一気にhttps:に変更になっていた。これも簡単であった。

問題は3.のリダイレクトであった。"godowngamblin.net"と同じく".htaccess"を変更したのだが、うっかりして"example.com"へのリダイレクトのままサーバに上げてしまった。確認してみてびっくり、身に覚えのないサイトに飛んで変な画面が出てきた。

すぐに気づいて".htaccess"を変更し直したけれども、"example.com"に飛ぶのは変わらない。もしかすると、サーバの側で再起動しない限りダメなのかもしれない。その日はあきらめてそのままにしたけれど、2、3日経過して見てみるとちゃんと"https:"のサイトに飛んでいたのでほっとした。

あとは確認である。「このサイトは安全ではありません」は表示されなくなったものの、(i)マークが付いて、悪意の第三者による画像すり替えがあるかもしれないとコメントされる。構文中に"http:"が残っているとそうなるらしい。ソースを表示して目の子で確認するしかない。

どうやら、Wordpressが自動で作成するプログラムは自動的に"https:"に書き換えられているようだが、自分でリンクを入力した部分が"http:"のまま残っている。ひとつひとつ"https:"に書き換えると、ようやく「この接続は保護されています」になった。IEでも、鍵マークが付くようになった。("Search Regex"というプラグインがあるのだが、手で入れた場所は手で修正しなれば直らないようだ。)

まだ、ソースの一部、Wordpressのテーマのところに"http:"が残っているのは不安だが、ここはそのままでも「保護されています」になるようだ。手動で直すのも心配なのでとりあえずそのままにしている。

あとは証明書の発行元はどうするかとか、メンテナンスをどうするかであるが、ひとまずSSL化はひと段落。それにしても、年寄りには難しいことが多すぎる。ひとたびGoogleに屈服すると、次から次へとやらなくてはならないことが増えそうな雰囲気である。

[May 8, 2019]

Windows7サポート切れ対応

なんとかSSL対応を済ませてほっとしたのもつかの間、早くも次の難関が現れた。Windows10対応である。

Windows7が来年早々サポートを終了するというのは、かなり前からアナウンスされていた。それをずっとほったらかしにしていたのは、以前Windows8に無償グレードアップというのがあった際に、いろいろなソフトが全く対応していなくて、すぐに戻した経緯があったからである。

とはいえ、あと半年でサポートがなくなるというのに、ソフトが新しいOSに対応していないということもないだろう。また、モバイルフレンドリーやSSLを放っておいてよくなかったというのも記憶に新しい。という訳で、Windows7についてはちょっとだけ普段より早めに対応することにした。

まずは富士通のサイトに行ってみる。Windows7からアップグレードできる機種というのがあって、わが家のパソコンの品番を入力すると、・・・出てこない!なんと、新品で買って7年しか経っていないのに、面倒はみないとおっしゃるのである。日本のメーカーって、こんなに不親切だっただろうか。それとも、高度資本主義社会の宿命だろうか。

面倒を見ないから買い替えるという訳にもいかない。ここ数年は年金生活の中でも最も収支が厳しい期間だし、少々動作が遅いとはいってもまだまだ使える機械である。冷蔵庫や洗濯機を20年近く使っているというのに、パソコンを7年くらいで買い替える訳にはいかないのである。

ではどうするか。WEBでいろいろ調べてみる。7の次のWindows8も、もうすぐサポートが終わるので、アップグレードするならWindows10である。10の推奨環境をみてみると、どうやら私のパソコンでも大丈夫。そして、Windows7の正規ユーザーであれば、10にアップグレードするのは無料である。だったら、なんで富士通がちゃんと案内してないんだという話だが。

WEBで示された手順に従い、バックアップを取って、余計なソフトや周辺機器を外し、MicrosoftのホームページからWindows10をインストールする。なかなか進まない。昼ご飯を食べて昼寝して、図書館に行ってもまだ終わらない。結局、午前10時から始めて、10の操作画面が動いたのは午後3時過ぎてからだった。

幸い、7で使っていたファイルはほとんどそのまま使えるようだ。MEがEdgeという新しいブラウザに変わったためいちいちパスワードを入れ直したりするのは面倒だが、まあそれくらいは我慢しよう。全体に、i padの画面に似ているように思うが、これもモバイルフレンドリーの流れだろうか。

その昔、Windows3.1が出る以前は、パソコンメーカがそれぞれ別のOSで動いていて、ソフトにせよ記憶媒体(FD)にせよ他メーカのものはそのまま使えなかった。それが、あっという間にWindowsで各メーカが共通となり、いまの人たちは富士通のパソコンで使った媒体がNECでは使えないなどという経験はないのではないだろうか。(FD自体ないけれども)

その後、Windows95でなぜか大騒ぎとなった。なぜOSの新発売であそこまで大騒ぎになったのか全く分からないし、私自身買わなかった。それ以降も、95を使ったことはない。3.1からXPになり、7になり、今回10にした。95同様、Vistaとか8も使っていない。Microsoftも、企業を存続するためにはのんびりしてもいられないのだろうが、やたらとOSを新発売するのは煩わしい。

Windows10の延長サポート期間は2025年まで。それでもあと6年しかないけれども、とりあえず半年以内に新しいパソコンを買わなければならないというプレッシャーからは解放された。実際には、Windows7どころかとっくにサポートが切れているXPで動いているパソコンだって相当あるらしいが、みんながみんな対応できるのだろうか。

[Aug 8, 2019]

一人で海外カシノに行くのに、パソコン通信で知り合った皆さんに大変お世話になりました。